詩篇74篇

詩篇74篇1節
 「神よ。なぜ、いつまでも拒み、あなたの牧場の羊に御怒りを燃やされるのですか。」

 主なる神は救い主を後にイスラエルの民の中から誕生させるために、イスラエルという民族を
 選ばれました。ダビデ、ソロモンの時代に栄華を誇ったイスラエルの国も、やがて衰退していき
 ます。その主たる原因は、イスラエルの民の神への信仰心が弱まったことにありました。外国の
 神々を受け入れてしまい、主の怒りを買います。主の恵みが消え失せて、それに気がついた民が
 主への信仰心を取り戻す、ということを歴史の中で何度も繰り返していきます。私たちの信仰心は
 どうでしょうか。いつも変わらずにしっかりと主を見上げているのでしょうか。気がつくと
 他の事や人に気を取られている自分がいます。いつでも、どんな時でもまずは主を信じて、祈り、
 すべてを委ねていくことができますように、可能な限り毎日御言葉に触れ、このデボーションも
 続けていくことができますように。

  今日の婦人会のメッセージで、サムエルの母、ハンナの事について学びました。不妊で悩んで
 いた彼女は悲しみの中でも、いつも主に祈りを捧げていました。恐らく身近に自分の悲しみ、
 苦しみを本当に理解し、相談に乗ってくれる人はいなかったと思いますが、彼女にとっては
 主が最も身近な隣人であり、すべての悩み、苦しみ、喜びを祈りの中で打ち明けていたのです。
 主はそんな彼女を心に留めてくださり、ついに男の子をお与えになりました。ハンナのように
 いつでも主を最も身近な隣人として歩んでいくことができますように。